【1歳半〜】「全部出して足の踏み場がない!」を防ぐ、
おもちゃの「一軍・二軍ローテーション」術
おもちゃは「スタメン(一軍)」だけあればいい
プロ野球のチームには、試合に出る「一軍」と、ベンチやファームで控える「二軍」がいますよね。おもちゃ収納もこれと同じ考え方をします。
リビングの棚に出しておくのは、今現在、お子さんが最も夢中になっている「一軍」だけ。
それ以外の「今はあまり遊ばないな」「少し月齢が合わなくなったな」というおもちゃは、「二軍」として視界から隠してしまいます。
黄金比率は「6〜8個」
1歳半〜3歳頃の子どもが、一度に認識して「これで遊ぼう」と選べる適切な数は、「6〜8個」程度と言われています。
これ以上多いと視界がノイズだらけになり、集中力が分散します。逆に、この数まで絞り込むと、一つひとつのおもちゃの存在感が際立ち、「今日はこのパズルをしよう」と目的を持って手に取ることができるようになります。
※注:積み木セットや、おままごとの野菜セットなどは、バラバラに数えるのではなく、トレイやカゴにまとめた状態で「1つ(1セット)」とカウントします。
実践!ローテーションの3ステップ
Step 1:二軍を「隠す」(クローゼット行き)
まず、今リビングにあるおもちゃを、心を鬼にして選別します。
「最近よく触っているな」という精鋭6〜8個を棚に残し、残りはすべて段ボールや不透明な収納ケースに入れます。
そして、その箱を子どもの視界に入らない場所(クローゼットの奥や納戸など)に完全に隠します。
「見えない=存在しない」世界を作るのがポイントです。
Step 2:一軍で「遊び込む」期間
棚がスッキリして最初の数日は、子どもは戸惑うかもしれません。「あれ?これしかないの?」という顔をするかもしれません。
しかし、すぐに変化が訪れます。選択肢が少ない分、一つのおもちゃにじっくり向き合うようになります。
「次は何を出そう」とキョロキョロする時間が減り、同じ積み木でも、昨日とは違う積み方を試してみたりと、遊び方が深く、濃くなっていくのです。
そして何より、親のストレスが激減します。全部出されたとしても、たった6個。片付けは1分で終わります。
Step 3:「新鮮さ」を取り戻す入れ替え(1〜2週間に1回)
1〜2週間もすると、さすがに一軍メンバーにも飽きがきます。遊び方が雑になったり、また「とりあえず出すだけ」の行動が増えてきたら、入れ替えのサインです。
タイミング:
子どもが寝ている夜間や、外出中にこっそり行います(目の前でやると「あれもこれも!」となるため)。
方法:
一軍の中から「最近飽きてきたな」と思う2〜3個を引退させ、二軍の箱から「久しぶり!」な2〜3個を登場させます。
※大のお気に入りは、無理に入れ替えず残留させてOKです。
翌朝、起きてきた子どもは、棚を見て目を輝かせます。
「あ!これ知ってる!」
数週間ぶりに再会したおもちゃは、まるで新品のように新鮮に映り、また夢中で遊び始めます。
まとめ:「少ない」ことは「豊か」なこと
「たくさんおもちゃがないと可哀想」というのは、大人の思い込みかもしれません。
情報過多の現代において、子どもにとって本当に必要なのは、大量のおもちゃではなく「何で遊ぶか、自分で落ち着いて選べる環境」です。
おもちゃの数を絞ることは、決して子どもから楽しみを奪うことではありません。むしろ、一つひとつのおもちゃと深く向き合う時間と、集中力という一生の財産をプレゼントすることになるのです。
さあ、まずはクローゼットのスペースを空けるところから始めてみませんか?