対象年齢: 1歳半〜 ジャンル: 生活・自立

【1歳半〜】「自分で!」を育む。玄関に作る「身支度コーナー」のおうちモンテ

玄関に作る「身支度コーナー」完成イメージ

1歳半を過ぎた頃から、お出かけ前に「自分で靴を履きたい!」「自分で帽子をかぶりたい!」という意欲がむくむくと湧いてくるお子さんは多いですよね。 忙しい朝はつい大人がササッと手伝ってしまいたくなりますが、実はこの「自分で」の気持ちは、自立心を育む大チャンスです。

モンテッソーリ教育では、子どもが自分でできるようになるための「環境づくり」をとても大切にします。 今回は、玄関のちょっとしたスペースに作れる、子どもサイズの「身支度コーナー」の作り方をご紹介します。

身支度コーナー作りの3つのステップ

特別な家具をまるごと買い揃える必要はありません。大人の腰から下の「子どもサイズの世界」を意識して、少しの「ひとてま」を加えるだけで立派なコーナーが完成します。

1. 靴を履くための「小さなスツール」を置く

大人のように立ったまま、あるいは土間にしゃがんで靴を履くのは、バランス感覚が発達途中の1歳半の子どもには至難の業です。
玄関の端に、お子さんが座ったときに足の裏がしっかり床(または三和土)につく高さの小さなスツールを置いてみましょう。座る場所が定まるだけで、驚くほど落ち着いて靴を履く練習に集中できるようになります。

2. 子どもの背丈に合わせた「専用フック」をつける

帽子や上着は、大人の背の高さのコートハンガーではなく、お子さんが自分で手が届く高さ(床から70〜80cm程度が目安)に専用のフックを用意します。
「帰ってきたらここにかける」が習慣づけば、お部屋が散らかるのも防げます。

ひとてまアイデア: 壁に傷をつけたくない賃貸住宅などの場合は、「2x4(ツーバイフォー)アジャスター」(ラブリコやディアウォールなど)を使って柱を立てるのがおすすめです。壁に一切傷をつけずに、お子さんの成長に合わせてフックの高さを自由に変えられる専用の身支度柱が作れますよ。木のぬくもりを活かせば、インテリアにもスッと馴染んでくれます。

3. お出かけグッズを入れる「カゴ」を置く

ハンカチや小さなリュックなど、お出かけに必要なものは1つのカゴにまとめてスツールの横などに配置します。
「ここにあるものを持っていけばお出かけできる」と視覚的に分かりやすくしてあげるのがポイントです。

最初は時間がかかっても「見守る」ひとてまを

身支度コーナーを作ったからといって、次の日から完璧にできるようになるわけではありません。 靴の左右を間違えたり、上着の袖にうまく手が入らなかったり。最初は大人と一緒に「こうやるんだよ」とゆっくり見本を見せながら進めます。

「手伝う」のではなく「見守る」。
時間がかかっても、自分でできたときの「できた!」という誇らしげな笑顔は、お子さんにとって最高の自己肯定感につながります。

インテリアも子どもの成長も楽しむ

子ども用のコーナーを作ると玄関がごちゃつくかも…と心配になるかもしれませんが、色数を抑えたり、自然素材のアイテムを選んだりすることで、大人も心地よい空間を保てます。

休日の時間があるときに、ぜひお子さん専用の小さなスペースを作ってみてくださいね。