【8ヶ月〜】「入れる」の原点。
蓋なし容器で「放り込む」快感を味わおう
「出す」ブームの次は、「入れる」ブームがやってくる
おもちゃ箱をひっくり返して全部出したり、棚の絵本を次々と引っ張り出したり。
赤ちゃんは、ある時期「出すこと」に熱中します。これは「自分の手で環境を変えられる」という発見の喜びです。
そして、ひとしきり「出す」を堪能すると、今度は「元に戻す(入れる)」ことに興味が移り始めます。
でも、いきなり小さな穴を狙うのは難しいもの。
まずは、狙いを定めず、広い場所に自由に「放り込む」ことから始めましょう。これが、将来の高度な「落とすおしごと」の全ての土台になります。
なぜ「蓋なし」で遊ぶの?(教育的ねらい)
この時期の赤ちゃんにとって大切なのは、「正確さ」よりも「手を離す感覚」そのものです。
「離す」を学ぶ(随意運動): 赤ちゃんにとって、握ったものを意識して「パッと手を離す」のは意外と難しい動作です。広い容器なら、失敗を恐れず何度も挑戦できます。
因果関係の理解(認知): 「手を離したら、カランと音がした」「目の前から消えた(箱に入った)」という、自分の行動と結果のつながりを学びます。
達成感のループ(意欲): 蓋がないので、投げ入れれば必ず成功します。この「できた!」という感覚が、次への意欲を育てます。
材料と道具
特別なものは何もいりません。お家にある安全なものから始めてみましょう。
お家にあるもので(DIY派)
- プラスチック製のボウルや洗面器(カラン!と良い音がします)
- 浅めのダンボール箱や空き缶
- 洗濯カゴ
- 積み木、お手玉
- 丸めた靴下
- 以前作った「2個イチペットボトルキャップ」
遊びへの誘い方(提示)
言葉は必要ありません。ゆっくりと、楽しい音を聞かせてあげましょう。
- 位置: お子さんと向かい合うか、斜め前に座ります。
- 実演(無言で):
- 積み木などを一つ、ゆっくりと持ち上げます。
- 容器の上まで運び、少し高めの位置からパッと手を離します。
- 「カラン!」と音がしたら、その音に耳を傾けるように少し静止します。
- 楽しそうな表情で、もう一度繰り返します。
- 誘う: 容器をお子さんの目の前に置き、入れるものを手渡してみましょう。
最初は投げつけてしまったり、容器の外に落ちてしまったりするかもしれません。それでも「音がしたね!」と共感してあげてください。偶然入った時の喜びが、次の行動へとつながります。