対象年齢: 2歳半頃〜 ジャンル: 感覚 (五感・探索)

【2歳半頃〜】「きれいな水、できるかな?」身近な素材で「ろ過装置」DIY。水の循環と科学の不思議を探ろう

【2歳半頃〜】「きれいな水、できるかな?」身近な素材で「ろ過装置」DIY。水の循環と科学の不思議を探ろう 完成イメージ

公園で水たまりを覗き込んだり、お風呂のシャワーに夢中になったり…子どもの「水」への興味は尽きませんね。ある日、泥水を見て「これ、きれいになるかな?」なんてつぶやいたら、それはもう最高のチャンス!そんな子どもの「なぜ?」や「やってみたい!」の気持ちを大切に、身近な材料を使って、水がきれいになる科学の不思議を一緒に体験してみませんか?きっと、目を輝かせながら実験に没頭してくれるはずです。

教育的ねらい

この活動は、五感をフルに使って「水がきれいになる仕組み」を探求する感覚教育の一環です。様々な素材の感触を味わいながら層にしていく作業は、指先の集中力と巧緻性を育みます。また、汚れた水が透明になっていく過程は、子どもたちの「どうして水がきれいになるの?」という科学的な探求心を刺激し、自然の循環や環境への意識を育む大切なきっかけとなるでしょう。

材料と道具

【自作】自分で揃える

  • 透明なペットボトル(2L程度の大きめがおすすめ)
  • カッター、ハサミ(大人が使います)
  • コットン、またはコーヒーフィルター、ガーゼなど
  • 園芸用の小石、または砂利(ホームセンターで手軽に買えます)
  • 園芸用の砂(川砂など、目の細かいもの)
  • 活性炭(園芸用、または熱帯魚コーナーにあります)
  • 汚れた水(泥水、絵の具を溶かした水など)
  • 透明なコップ、またはボウル(ろ過した水を受ける用)
  • ビニール手袋(任意、手を汚したくない場合)

【時短】自社キットで揃える

材料集めが大変な方はこちら。必要なものが全て揃っています。

作り方 / 遊び方

安全のためのポイント
  • カッターやハサミは、必ず大人が安全に注意して使用してください。
  • 小石や活性炭は、口に入れてしまわないよう、お子さんから目を離さないでください。
  • 実験で使う汚れた水は飲まないように、また、ろ過された水も飲用には適しません。
  • 実験後は、石鹸で手をしっかり洗いましょう。

1. ペットボトルで「ろ過器」の土台を作ろう

まず、ペットボトルの底から1/4くらいのところをカッターとハサミで切り離します。切り離した上の部分は、逆さにしてろ過器本体になります。下の部分は、ろ過された水を受けるコップの代わりになります。切り口がギザギザしないように、大人が丁寧に処理してくださいね。

2. いろいろな素材で「ろ過層」を重ねよう

切り離したペットボトルの上部分を逆さまにし、飲み口にコットンやコーヒーフィルターを詰めます。これが一番下のフィルターになります。その上に、活性炭、砂(細かいものから粗いものへ)、小石の順で、それぞれ2〜3cmくらいの層になるように丁寧に入れていきましょう。子どもには「これは何かな?」「どんな感触?」と声をかけながら、一緒に素材を触らせてあげるといいですね。

3. 汚れた水を流して、ろ過の不思議を体験!

ろ過層が完成したら、いよいよ実験です!ペットボトルの下の部分(または別のコップ)をろ過器の下にセットし、汚れた水をゆっくりとろ過器に注ぎます。子どもと一緒に、「どんな風に流れていくかな?」「お水の色はどう変わるかな?」と観察してみましょう。最初はゆっくりかもしれませんが、水が徐々にきれいになっていく様子に、きっと子どもも夢中になりますよ。

4. 観察して、発見を分かち合おう

ろ過された水と、ろ過前の水を比較して観察しましょう。「どうしてきれいになったんだろうね?」「どの素材がお水をきれいにしてくれたのかな?」と、子どもの素朴な疑問に寄り添いながら、一緒に発見を喜んでください。この「なぜ?」という問いかけが、科学的な思考力を育む第一歩になります。

遊び方のヒント(提示)

初めてのおもちゃに出会った時、子どもは使い方が分かりません。大人が「提示(ていじ)」をして見せましょう。

  • 準備の段階から一緒に!: 材料を買いに行くところから「何を作るんだろうね?」とワクワク感を共有しましょう。
  • 大人がまず「提示」する: 最初は大人がゆっくりと手順を見せてあげましょう。子どもは「見て学ぶ」のが得意です。
  • 子どものペースを尊重: 焦らせず、子どもが興味を持った部分でじっくりと観察したり、触ったりする時間を与えましょう。
  • 声かけで探求心を刺激: 「どうしてかな?」「どんな感じ?」といったオープンな質問で、子どもの思考を引き出します。
  • 成功体験を大切に: 「できたね!」「すごいね!」と、子どもの頑張りや発見を具体的に褒めてあげましょう。
  • 片付けも一緒に: 活動の終わりには、使った道具を一緒に片付ける習慣をつけましょう。