【つかまり立ち期〜】「立っておむつ替え」。ゴロンを卒業して、自分でお着替えへの第一歩
「される」から「自分でする」への大転換
仰向けに寝かされておむつを替えられる時、子どもは完全に「受動的(パッシブ)」な状態です。何をされているか見えず、ただ天井を見つめて終わるのを待つしかありません。
しかし、「立っておむつ替え」になると、世界は一変します。
自分の足で立ち、親が何をしているのかを下を向いて確認でき、「次は右足を入れるんだな」と予測することができます。これは、子どもにとって「自分もおむつ替えに参加している」という能動的(アクティブ)な経験になります。
自我が育ち、「自分でやりたい!」という気持ちが強くなる時期に、この「主体性」を尊重してあげることで、おむつ替えへの抵抗感は驚くほど減っていきます。
パンツタイプ移行期に欠かせないステップ
つかまり立ちができるようになったら、テープタイプからパンツタイプのおむつへ移行するご家庭が多いと思います。
立っておむつを替えることは、そのまま「ズボンやパンツを自分で履く」ための最高の事前練習になります。
親が広げたおむつの輪っかの中に、「右足をトン、次は左足をトン、だよ」と声をかけながら足を通してもらう。
最初は親が引き上げますが、毎日のこの積み重ねが、やがて自分でズボンを引き上げる動作へとスムーズに繋がっていくのです。
実践!立っておむつ替えの3つのコツ
いざ立って替えようと思っても、ウンチの時などは少しコツがいります。スムーズに行うためのポイントをまとめました。
1. 「つかまる定位置」を作る
ふらふら動いてしまうと危ないので、「おむつを替える時はここにつかまる」という専用の場所を決めます。
安定感のある低い棚、重みのあるスツール(先日玄関用にご紹介したような木製のベンチもぴったりです)、あるいは壁に専用の手すり(吸盤タイプなど)をつけてあげるのも効果的です。
2. 事前準備は完璧に
立って待っていられる時間はごくわずかです。
新しいおむつを広げ、おしりふきは蓋を開けてすぐ取り出せる状態にし、ゴミ箱も手元に引き寄せてから「おむつ替えようね」と声をかけます。
3. ウンチの時の裏技
おしっこの時はサイドを破って新しいものを履かせるだけですが、ウンチの時はそのまま下に脱がせると足についてしまうことがあります。
サイドを破ったら、前側からおしりの方へ向かって、ウンチを包み込むように丸めて引き抜くのがポイントです。
おしりを拭く時は、つかまっている台に少し「前傾姿勢(お辞儀のポーズ)」になってもらうと、お尻の穴までしっかり見えて綺麗に拭き取れます。
まとめ:毎日の作業を「成長の機会」に
1日何度もあるおむつ替え。親にとっては面倒な作業ですが、子どもにとっては「自分の身体の扱い方を学ぶ」貴重な時間です。
「ゴロン」を卒業し、自分の足で立って新しいおむつに足を通す。
たったこれだけのことで、子どもは「お兄さん・お姉さん扱いされている」という誇らしい気持ちになり、おむつ替えの時間が「嫌なこと」から「自分でできる得意なこと」へと変わっていきます。
明日のお着替えから、ぜひ「立っちのままやってみる?」と声をかけてみてくださいね。