対象年齢: 2歳半〜 ジャンル: 感覚 (五感・探索)

【2歳半頃〜】「くるくる、スルスル!」重いものが軽くなる魔法。「手作り滑車」DIY。指先と物理の不思議を探ろう

【2歳半頃〜】「くるくる、スルスル!」重いものが軽くなる魔法。「手作り滑車」DIY。指先と物理の不思議を探ろう 完成イメージ

「ママ、これ重たい!」スーパーで買い物中、小さな買い物カゴを一生懸命持ち上げようとするお子さんの姿、見たことありませんか?重いものを持ち上げようとするときの真剣な表情や、持ち上がらないと分かった時の「どうして?」という探求の眼差し。そんな日常の「重たい」経験から、お子さんの「もっと知りたい!」を引き出す、おうちモンテのアイデアをご紹介します。

教育的ねらい

この活動では、身近な材料で作る「滑車」を通して、重いものが軽い力で持ち上がる不思議を体験します。指先を使いながら物理の原理を感覚的に理解し、試行錯誤を通じて論理的思考力と問題解決能力を育みます。科学への好奇心と「できた!」という達成感を育む、おうちモンテです。

材料と道具

【自作】自分で揃える

  • 丈夫な棒(木の枝、割り箸を数本束ねたもの、突っ張り棒の端など。お子さんの手のひらより少し長め)
  • S字フック(100円ショップ)2個
  • 太めのひも、またはロープ(お子さんの手に馴染む太さ、長さ2m程度。100円ショップやホームセンター)
  • ビニールテープ、またはマスキングテープ(棒を補強したり、S字フックを固定したりするのに使用)
  • 軽いもの(おもちゃのブロック、ぬいぐるみなど)
  • 少し重いもの(ペットボトルに水を入れたもの、砂袋など。お子さんが一人で持ち上げられる程度の重さ)
  • 突っ張り棒、または安定した高い場所(カーテンレールなど、紐をかけられる場所)

【時短】自社キットで揃える

材料集めが大変な方はこちら。必要なものが全て揃っています。

作り方 / 遊び方

安全のためのポイント
小さなお子さんが誤ってひもを首に巻き付けないよう、必ず大人の方がそばで見守ってください。
重いものを持ち上げるときは、お子さんの手が挟まれないよう注意しましょう。
使用する材料に尖った部分がないか確認し、安全に配慮してください。

1. 滑車の「軸」を準備しよう

まず、ひもをかける「軸」となる棒を用意します。割り箸をビニールテープで束ねて太くしたり、木の枝を使う場合は表面が滑らかか確認しましょう。この軸の両端に、S字フックをテープでしっかりと固定します。S字フックの輪の部分が、後で突っ張り棒などにかけられるようにします。

2. 高い場所に設置しよう

次に、滑車を設置する場所です。お子さんの手が届かない高さに突っ張り棒を設置するか、カーテンレールなどの安定した高い場所に、先ほどS字フックで固定した軸をかけます。軸が水平に安定しているか確認してください。

3. 重いものを持ち上げてみよう

用意したひもを、設置した軸の上にかけます。ひもの片方には、少し重いもの(水を入れたペットボトルなど)を結びつけます。もう片方のひもを、お子さんに「ゆっくり下に引いてごらん」と促します。すると、重いものがスルスルと持ち上がる様子が見られます。

4. 軽いものと比べてみよう

「今度は軽いもの(ぬいぐるみなど)でやってみようか?」と声をかけ、重いものと軽いものを交互に持ち上げてみます。お子さん自身が、同じ力でも持ち上がる重さが違うことや、滑車を使うと軽い力で持ち上がることを体感できるよう、たっぷり時間をとって観察させてあげましょう。

遊び方のヒント(提示)

初めてのおもちゃに出会った時、子どもは使い方が分かりません。大人が「提示(ていじ)」をして見せましょう。

  • まずは大人がやって見せる: お子さんが興味を持つように、何も言わずに大人がゆっくりと、そしてはっきりと動作を見せてあげましょう。
  • 「どうなるかな?」と問いかける: お子さんが自分で発見できるよう、「何が見えるかな?」「どうしてかな?」とオープンな質問で探求心を刺激します。
  • 失敗も大切な学び: うまくいかなくても、「次はどうしたらいいかな?」と一緒に考え、試行錯誤のプロセスを大切にしましょう。
  • 「できたね!」と共感する: お子さんの発見や成功体験を「すごいね!」「気づいたんだね!」と具体的に言葉にして共感し、喜びを分かち合いましょう。