対象年齢: 1歳半〜 ジャンル: 指先 (巧緻性)

【1歳半頃〜】「トントン!」と打ち込む快感。ゴムハンマーで指先の力と集中力を育もう

【1歳半頃〜】「トントン!」と打ち込む快感。ゴムハンマーで指先の力と集中力を育もう 完成イメージ

子供が何かを叩きたがる時期、ありますよね。「ああ、また叩いちゃった!」とヒヤヒヤしたり、物を壊されないか心配になったり…。でも、実は「叩く」という行為は、子どもにとって大切な発達のサインなんです。手や指の感覚を確かめ、自分の力加減を知り、集中して一つのことに取り組む練習にもなるんですよ。今回は、そんな子どもの「叩きたい!」という本能的な欲求を、安全に、そして楽しく満たせるモンテッソーリのおしごとをご紹介します。

教育的ねらい

この活動は、お子様の指先の巧緻性(こうちせい)を高め、目と手の協応(きょうおう)を育みます。ゴムハンマーで木製ダボを打ち込むことで、力の加減を学び、集中力を養います。成功体験を積み重ねることで、「できた!」という達成感が自己肯定感を育み、次の挑戦への意欲を引き出すでしょう。

材料と道具

【自作】自分で揃える

  • ゴムハンマー(お子様の手に合った軽めのもの)
  • 木製ダボ(直径1cm程度、長さ5cm程度。お子様が握りやすい太さ・長さ)
  • 木製ブロックまたは板(ダボがちょうど収まる穴が開けられる厚みのあるもの)
  • 電動ドリルと木工用ドリルビット(ダボの直径より少し小さめのサイズ)
  • あれば、木製ダボが立てられるスタンドや台(安定させるため)

【時短】自社キットで揃える

材料集めが大変な方はこちら。必要なものが全て揃っています。

作り方 / 遊び方

安全のためのポイント
  • 必ず大人の目の届くところで一緒に活動しましょう。
  • ゴムハンマーの代わりに金属製ハンマーを使わないでください。
  • 木製ダボは口に入れないよう、誤飲の危険がないか確認しましょう。
  • 穴を開ける際は、保護者の方が安全に配慮して行ってください。
  • 遊び終わったら、必ず片付けを一緒に行いましょう。

1. 土台の準備(穴あけ)

木製ブロックまたは板に、電動ドリルを使って木製ダボがぴったりと収まるくらいの穴を数カ所開けます。ダボがすっぽり入るのではなく、少し力を加えると入るくらいの大きさに調節するのがポイントです。穴の数は、お子様の集中力に合わせて3〜5個程度が良いでしょう。

2. 材料をトレイにセット

準備した土台と木製ダボ、ゴムハンマーをモンテッソーリのおしごとらしく、一つのトレイにまとめて準備します。お子様が自分で持ち運びやすいように、軽くてシンプルなトレイを選びましょう。

3. 提示(見せ方)

お子様の隣に座り、まずは大人がゆっくりと、言葉少なに、ダボを穴にセットし、ゴムハンマーで「トントン」と打ち込む様子を見せてあげましょう。全てのダボを打ち込んだら、またゆっくりとダボを取り出し、最初の状態に戻すところまでを提示します。

4. 自由に楽しむ

大人が提示を終えたら、「どうぞ」と声をかけ、お子様が自由に活動できるように促します。最初はうまくできなくても大丈夫。お子様が試行錯誤する姿を温かく見守り、できた時には「トントンできたね!」と具体的に声をかけてあげましょう。

遊び方のヒント(提示)

初めてのおもちゃに出会った時、子どもは使い方が分かりません。大人が「提示(ていじ)」をして見せましょう。

  • ゆっくり、丁寧に: 大人がゆっくりと丁寧に見せることで、お子様は何をすれば良いのかを理解しやすくなります。
  • 言葉は少なめに: 余計な声かけはせず、動きで示しましょう。「こうするんだよ」と指示するのではなく、「見ていてね」という気持ちで。
  • 達成感を促す: 全てのダボを打ち込み終えたら、「全部入ったね!」と達成感を共有しましょう。
  • 元に戻すところまで: 遊び終わったら、ダボを穴から取り出し、元のトレイに片付けるところまでを、一連の活動として見せてあげると、整理整頓の習慣にも繋がります。