対象年齢: 2歳〜 ジャンル: 感覚 (五感・探索)

【2歳頃〜】「どんな気持ちかな?」くるくる表情ボードDIY。指先と心で感情を学ぼう

【2歳頃〜】「どんな気持ちかな?」くるくる表情ボードDIY。指先と心で感情を学ぼう 完成イメージ

「ねぇママ、この子、なんで泣いてるの?」公園で、絵本の中で、子どもたちは日々、たくさんの「気持ち」に出会いますよね。嬉しい、悲しい、怒ってる…表情豊かな子どもたちを見ていると、親としては「どんな気持ちかな?」と一緒に考えてあげたいもの。でも、忙しい毎日の中で、じっくり感情について語り合う時間を作るのは、なかなか難しい時もありますよね。そんな時でも、子どもの心の成長に寄り添える、とっておきのDIYをご紹介します。

教育的ねらい

この「くるくる表情ボード」は、モンテッソーリ教育で大切にする「感情の教育」に繋がります。子どもたちは、指先を使って表情を変えることで、「嬉しい」「悲しい」「怒っている」といった様々な感情を視覚的に捉え、その違いを具体的に学びます。これは「感情の認知」を促し、自分の気持ちを言葉で表現したり、お友達や家族の気持ちを理解したりする「情動の理解」の土台を育みます。指先を使うことで集中力も高まり、心と体の両面から豊かな成長をサポートします。

材料と道具

【自作】自分で揃える

  • 厚手の画用紙または段ボール(A4サイズ程度)
  • 色画用紙(肌色、黒、赤など表情パーツ用)
  • 割りピン(またはボタンと糸、マジックテープなど回転できるもの)
  • ハサミ(お子様用と大人用)
  • のり、ボンド
  • 油性ペンまたは色鉛筆
  • コンパスまたは丸いものをなぞるための型(コップなど)
  • カッターナイフ(大人用)

【時短】自社キットで揃える

材料集めが大変な方はこちら。必要なものが全て揃っています。

作り方 / 遊び方

安全のためのポイント
製作中はハサミやカッターを使用しますので、必ず大人の方が作業してください。完成後も、割りピンやボタンなどの小さな部品が外れてしまうと誤飲の危険があります。定期的に緩みがないか確認し、お子様が一人で遊ぶ際は目を離さないようにしましょう。小さなお子様が口に入れないよう、十分ご注意ください。

1. 顔の土台を作ろう

厚手の画用紙や段ボールに、顔の輪郭を大きく描きます。次に、目の部分を切り抜いてください。切り抜いた部分に、後で表情パーツが見えるようにします。肌色の画用紙を顔の形に切り抜き、土台に貼り付けても良いでしょう。

2. 表情パーツを作ろう

色画用紙を使って、様々な形の目と口を作ります。例えば、嬉しい時の「Vの字の目」と「にこにこ口」、悲しい時の「垂れ目」と「への字口」、怒っている時の「吊り上がった目」と「真一文字の口」など。これらを大きな丸い台紙に貼り付け、台紙の中心に割りピンを通す穴を開けておきます。

3. くるくるボードを組み立てよう

ステップ1で作った顔の土台と、ステップ2で作った表情パーツの台紙を重ね、割りピンで中央を固定します。割りピンは裏側でしっかり開いて固定し、お子様が指を怪我しないようにテープなどで覆っておくと安心です。これで、表情パーツがくるくる回るボードの完成です!

4. どんな気持ちかな?遊んでみよう

「くるくる表情ボード」を子どもの前に置き、「どんな気持ちかな?」と優しく問いかけながら、一緒に表情をくるくる変えてみましょう。「これは嬉しいお顔だね!」「悲しい時はこんなお顔になるかな?」と、感情と言葉を結びつける手助けをしてください。絵本や日常の出来事と結びつけると、より深く感情を理解できます。

遊び方のヒント(提示)

初めてのおもちゃに出会った時、子どもは使い方が分かりません。大人が「提示(ていじ)」をして見せましょう。

  • 静かに、ゆっくりと提示する: まずはママやパパが、何も言わずにゆっくりとボードを回し、表情が変わる様子を見せてあげましょう。子どもが興味を持ったら、「これはどんなお顔かな?」と優しく問いかけます。
  • 子どものペースを尊重する: 子どもが自分で触りたがったら、自由に触らせてあげましょう。無理に言葉を教え込むのではなく、子どもの発見や表現を大切に見守ります。
  • 具体的な状況と結びつける: 「この絵本の子、どんな気持ちかな?」「お友達が転んじゃった時、どんなお顔だったかな?」など、具体的な状況とボードの表情を結びつけることで、感情の理解を深めることができます。
  • 自己表現を促す: 「今、〇〇ちゃんはどんな気持ち?」と問いかけ、子どもが自分の気持ちをボードで表現できるように促しましょう。言葉にするのが難しい感情も、視覚的に表現する経験は大切です。